特別な不自由を感じていなかったのですが、先月家族全員の携帯電話を新しくしました。外出時に持ち歩かねばならないのなら、テレビが映る方が便利だというのが一番の理由です。
機種交換からひと月ほどたって前月の料金を確認してみますと、パケット通信料金がかなりの額になっています。機種交換後に必要となるアプリケーションのダウンロードなど、今の時代ににわかに信じがたい金額です。1曲200円程度の着うたフルダウンロードにかかる通信費が千数百円とは、どうしても納得がいきません。携帯電話としての通話料が数百円程度ですので、なおさらこのパケット代なる課金が突出して見えます。
今どきの若者はこの携帯電話を使いこなしているようですが、パソコンとは異なる特殊なスキルを持たない僕にとっては非常にもどかしい機会に思えます。小さなキーを高速で操作するスキルは、僕より幼稚園児の方が優れているかも知れません。
テレビゲームが家庭に普及した後の子どもたちにはその世代特有の特徴がありましたが、携帯電話が普及したここ数年ほどの子どもたちにもある種の特徴があります。日本語運用能力の低下と、コミュニケーションスキルの低下です。極めて短いメッセージを頻繁にやり取りする生活習慣がそのようなパーソナリティを形成していくのでしょうか。かくいう僕も、団塊の世代に言わせたら、デジタル機器依存症みたいなものでしょうね。
新しい携帯は机の上のミニミニテレビとして重宝しています。(苦笑)
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