Schola

豪雨の県境から奈良盆地へ

三重県の名張近くにある滝を見に行きましたが、豪雨で車を降りることができませんでした。雨のエリアから暑い夏の日差しの下に帰ってくる途中で、虹が見えました。外側にもうっすらともう一つの円弧が見えます。

小積雪

どのくらいの積雪で大雪注意報が出るのかと言うことは、当然地域によって異なります。関西の平野部にはほとんど積雪はないのでちょっとでも積もりそうだと大雪注意報が出ます。日が暮れてから降り始めて、今はこんな感じです。明朝までにどのくらいになっているでしょうか。

ススキ

　そろそろススキがきれいなのではないかと想像しています。
　数年前に奈良県の曽爾高原というところでススキの大集団に出会いました。西に傾いた太陽の光に照らされるとススキの穂は銀色に透けて見えます。明るい月に垂らされたススキも、仲秋の名月とは関わりなく美しく揺れています。
　最近はススキをライトアップしているところがあるようですが、ススキや紅葉はできるだけ太陽の光、月の明かりの下で楽しみたいと思っています。今年は良いススキの景色に出会えるといいなと思っています。

戸隠神社

　戸隠神社奥社の参道です。ここを歩いたのは４２年ぶりのことになります。当時のことは記憶にないのですが、今歩いてみるとその木立の大きさを実感できます。若木から老木までさまざまな年齢の樹木が並んでおり、朽ちて苔むした倒木もあります。
　暑さの苦手な僕にとっては、この木のトンネルが心地よいです。

美ヶ原高原の牛たち

　３３年前、牛たちがここにいたのかどうか記憶が定かではありません。牛の存在を忘れさせるほどの高さでした。
　美しの塔の近くで僕は友人とキャッチボールをしたのですが、こぼれ球がなだらかな丘をどこまでも転がっていってしまうのです。

美ヶ原

　山本小屋からゆっくりと数分歩いたところに美しの塔があります。夏の間、牛たちはこの高原で草をはんで過ごします。松本市街地から東へ３０数キロ山道を登ったところにある平均高度２０００メートルの高原が「美ヶ原高原」です。
　初めてこの高原に登ったのはちょうど３３年前のことでした。当時は下界も今より涼しかったのですが、この高原の冷涼さに文字通り目が覚めました。その日は下界は「曇り」でしたが、その日の雲より高いところに高原はありました。３６０度雲海が広がり、高い山だけが頂を見せています。富士山、槍ヶ岳、奥穂高岳、御嶽山、白根山...。３０００メートル級の山々は、山を知らぬ僕にもすぐに見分けがつくほどでした。
　山岳地帯特有の巨大な蛾におびえながら山本小屋の外に出ると、鮮明な星空が落ちてくるように迫ってきます。詩人尾崎喜八が「世界の天井が抜けたかと思ふ」と書いたのは山頂に辿り着いたときでしたが、僕はその星の数と明るさと'近さに「空の天井が抜けた」ことを実感したものです。天の川は、おそらく誰がどう見ても「川」と形容せざるを得ないほどの光点が流れています。
　このたびは夜空を見ることなく下山したのが少し心残りではありました。

猛暑が続いています

　東日本では暑さが和らぎ始めたようですが、西日本はまだ猛暑日が続いています。梅雨明けから今年の最高気温の更新が続いて、そろそろ夏バテの感があります。 　学会発足式出席のため、半月ぶりくらいに大阪市街地に行ってまいりましたが、車の外気温計は３９度を示していました。あまり暑くない時代に暑くない土地で育った身にはこの猛暑が厳しく、帰宅後３時間ほどは自宅内でのびておりました。（苦笑） 　都市のヒートアイランド現象だけだったらよいのですが、地球全体の高温化との相乗効果で、かなり先行きが不安な状況です。もうすでに北極海の氷はかなり危なくなってきました。シベリアも温暖化しているようです。日本近海の海水温も上昇しています。温暖化と都市化のために日本の生態系が壊れつつあります。生態系を壊すほど大発生した人間は、生態系を保全する責任を持って取り組まねばならないようです。