ある世代にとっては『白い巨塔』イコール「田宮二郎主演」であると思うのですが、 最近になってリメイク版のドラマが放映されましたので「田宮二郎の白い巨塔」と書かなくてはならないのでしょう。
今日の夕方にフジテレビ系列でその「田宮二郎の白い巨塔」を再放送していました。残念ながら今日が最終話でありまして、 今まで再放送に気づかなかったことを悔いた次第です。 部下に次々と造反されて追いつめられる最終盤の法廷闘争のシーンですから当然かも知れませんが、 財前教授の表情の険しさは並の演技じゃありませんね。財前教授が里見宛に残した手紙の文面と比べると、 その心境の劇的な変化が強く印象に残ります。素晴らしいコントラストです。
配役と俳優(声優)さんが分かち難く結びつけられている例はよくありますね。「コロンボ = ピーター・フォーク = 小池朝雄」
が一番でしょうか。コロンボの声が小池朝雄でないと落ち着かない感じがしますし、ピーター・
フォーク以外の俳優がコロンボを演じていてもそれが「刑事コロンボ」だとは思えないでしょう。ちなみに、「明智小五郎 = 天知茂」
というイメージも固まってしまっております。固まったイメージというのはなかなか壊せないものですね。
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