去る10月15日付の朝日新聞(ネット版)によれば、同社が創刊130周年を記念して明治大正期の新聞記事をデータベース化することにしたということです。
古い雑誌や新聞の記事は、公立図書館などでマイクロフィルムを借りて閲覧することができました。しかし、それはあくまで画像データであって、人間が読まなければ文字として認識されません。したがって過去の記事を検索して調べ物の役に立てることはできなかったのです。付け加えて言えば、マイクロフィルムをA3で複写すると1枚あたり50円ほどのコストもかかります。
データベースの利用がどの程度のサービス料で提供されるのかはわかりませんが、キーワードから130年間の新聞記事を検索できるサービスを心待ちにしています。書籍として出版されない程度の些細なことも掲載されているはずですし、時代時代の雰囲気を感じることができそうです。
僕の出身高校の高校新聞の縮刷版が同窓会員向けに販売されたことがあります。タブロイド判の新聞をA4サイズの冊子にした上で、PDFファイルをCD−ROMに収めてあるのです。かなり期待して購入したのですが、本文活字が小さくて判読不能なところだらけでした。もちろんPDFファイルの解像度もその程度です。古い紙メディアの文字をデータとして入力するのにはかなりの手間がかかったことでしょう。かなりの手間がかかっても庶民の家庭で利用できる程度の料金に抑えてくれると非常にありがたいです。
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