高速道路のETCシステムが導入されて間もない頃は利用「車」が極めて少ない状況でしたが、 最近は徐々にETC装置装着率が上がっているようです。ただし、まだ料金所渋滞解消とまでは普及していない状況でしょうか。
ときどき通る某料金所は「右から2番目」のゲートがETC専用になっています。「右端」と「右から3番目」は一般ゲートです。 この料金所のラッシュ時間帯に不思議な現象が見られます。「右端」の一般ゲートを通る車列が左にふくらみ、「右から3番目」 のゲートを通る車列が右にふくらんで、「右から2番目」のETC専用ゲートへ続くレーンを塞ぎます。 ETC専用ゲートを通る車は左右どちらかの車列の後ろに並んで、真ん中に通行可能なスペースができるところまで進まなくてはなりません。 料金所エリアが狭いというわけではありません。右車列の右側には、ちょうど1車線分の空間があります。
この料金所のある地方ではETC装置普及率は全国平均よりかなり低く、「渋滞しているのにETC専用ゲートがあるのはけしからん」 という声が強いと聞いています。その声が通らないための不満が、こうした形で表出するということは考えられない話ではありませんね。 特に事前の申し合わせなどあるはずもないのに、地域住民の意志が明示されるというのは興味深い集団心理ですね。
現実問題としては、ETC専用ゲートへの通行を妨げるために、渋滞に拍車をかける結果になっています。 道路構造上の問題ではないため、解決するのはなかなか難しいかも知れませんね。
コメント